“手當次第”の読み方と例文
新字:手当次第
読み方割合
てあたりしだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
話(はなし)には前(さき)の院長(ゐんちやう)は往々(まゝ)病院(びやうゐん)のアルコールを密賣(みつばい)し、看護婦(かんごふ)、婦人患者(ふじんくわんじや)を手當次第(てあたりしだい)妾(めかけ)としてゐたと云(い)ふ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
一日(じつ)又(また)一日(じつ)、彼(かれ)は稼(かせ)ぎに稼(かせ)ぎ、百姓(ひやくしやう)は勿論(もちろん)、炭(すみ)も燒(やけ)ば、材木(ざいもく)も切(き)り出(だ)す、養蠶(やうさん)もやり、地木綿(ぢもめん)も織(お)らし、凡(およ)そ農家(のうか)の力(ちから)で出來(でき)ることなら、何(なん)でも手當次第(てあたりしだい)、そして一生懸命(いつしやうけんめい)にやりました。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
彼(かれ)は非常(ひじやう)に讀書(どくしよ)を好(この)んで、屡〻(しば/\)倶樂部(くらぶ)に行(い)つては、神經的(しんけいてき)に髭(ひげ)を捻(ひね)りながら、雜誌(ざつし)や書物(しよもつ)を手當次第(てあたりしだい)に剥(は)いでゐる、讀(よ)んでゐるのではなく咀(か)み間合(まにあ)はぬので鵜呑(うのみ)にしてゐると云(い)ふやうな鹽梅(あんばい)。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)