“誕(たん)” の例文
昔は姜度(きやうと)の子(こ)を誕(たん)するや、李林甫(りりんぼ)手(しゆ)書を作つて曰(いはく)、聞く、弄麞(ろうしやう)の喜(よろこび)ありと。客之を視て口を掩(おほ)ふ。蓋し林甫(りんぽ)の璋字(しやうじ)を誤つて、麞字(しやうじ)を書せるを笑へるなり。
すなわち、孔明は蜀に、兄の瑾(きん)は呉に、従兄弟(いとこ)の誕(たん)は魏に。そして誕のことは余りいわれていないが、一書に
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
況(いわ)んや金蓮の怪誕(たん)なる、明器(めいき)を仮りて以て矯誣(きょうぶ)し、世を惑(まど)わし民(たみ)を誣(し)い、条に違(たが)い法を犯す。狐(きつね)綏綏(すいすい)として蕩(とう)たることあり。鶉(うずら)奔奔(ほんぽん)として良なし、悪貫(あくかん)已(すで)に盈(み)つ。罪名宥(ゆる)さず。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)