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荒誕
ふりがな文庫
“荒誕”の読み方と例文
読み方
割合
こうたん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうたん
(逆引き)
それと共に、
妄
(
みだ
)
りに自分で
拵
(
こしら
)
えたこの
一場
(
いちじょう
)
の架空劇をよそ目に見て、その
荒誕
(
こうたん
)
を
冷笑
(
せせらわら
)
う理智の力が、もう彼の中心に働らいていた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
のみならず釈迦は生まれる時、彼の母を殺したと云う。釈迦の教の
荒誕
(
こうたん
)
なのは勿論、釈迦の
大悪
(
だいあく
)
もまた明白である。
おぎん
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
幼名を甚太郎といい、後に甚内と改めたその人がすなわち、鳥越の永護霊神として、半ば実在の人となり、半ば
荒誕
(
こうたん
)
の人となり、奇怪な盗賊として祀らるるに至りました。
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
荒誕(こうたん)の例文をもっと
(4作品)
見る
“荒誕”の意味
《名詞》
でたらめ。荒唐。
(出典:Wiktionary)
荒
常用漢字
中学
部首:⾋
9画
誕
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
“荒”で始まる語句
荒
荒野
荒唐無稽
荒磯
荒寥
荒涼
荒海
荒々
荒神
荒地
“荒誕”のふりがなが多い著者
中里介山
夏目漱石
芥川竜之介