“突倒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つきたふ40.0%
つきたお30.0%
つきの10.0%
つんのめ10.0%
つッころ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ夥間なかま一人ひとりだつたのがわかつたから、こゑけると、黒人くろんぼ突倒つきたふして、ふねのまゝ朱色しゆいろうみへ、ぶく/\とたんだとさ……可哀相かはいさうねえ。
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其が夥間なかまの一人だつたのが分つたから、声を掛けると、黒人くろんぼ突倒つきたおして、船は其のまゝ朱色しゅいろの海へ、ぶく/\と出たんだとさ……可哀相ねえ。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「誰も糞もあっかい! 糞爺め! なんだって叫んで歩きやがるんだ? 苗代の泥の中さ突倒つきのしてくれるぞ。老耄爺め!」
黒い地帯 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
鍍金の奴、目がくらんで、どたり突倒つんのめる。見物喝采やんや。愛吉も、どんなもんだと胸を叩いたは可いが、こっちああおくなって
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
蒙りましょう、本当に驚きましたナ、叔母さんが掛合に来たときに、突倒つッころばして帰すような、頑固かたくねなものを飼って置くから、貴方の御病気を引出したんで、貴方にも似合わねえ、其様そんな奉公人を