“つきたお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
突倒42.9%
突仆28.6%
衝倒28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
危険あぶない」と車夫くるまやが叫んだ拍子にどんと橋詰はしづめ砂利道ざりみちの上に、私を突倒つきたおして行ってしまった。
死神 (新字新仮名) / 岡崎雪声(著)
わたくしは深川の火事で焼け出され、母親おふくろと一緒に逃げて参りまする途中、母親おふくろにはぐれ、一人ひとりで此処までまいりますと、跡から附けて来た悪者が突然いきなりわたくし突仆つきたおし、ち打擲致しまして
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
其秋白の主人あるじは、死んだ黒のかわりにかの牝犬の子の一疋をもらって来て矢張やはりれを黒と名づけた。白ははなはだ不平ふへいであった。黒を向うに置いて、走りかゝってどう体当たいあたりをくれて衝倒つきたおしたりした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)