“突仆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つきたお66.7%
つきのめ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我れを突仆(つきたお)した稽古槍の先は、せつな、火の出るように覚えた眼の上をさっと翻(かえ)り、道場の隅へすぐ投げ捨てられた音が、からからと聞えた。
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私(わたくし)は深川の火事で焼け出され、母親(おふくろ)と一緒に逃げて参りまする途中、母親(おふくろ)にはぐれ、一人(ひとり)で此処までまいりますと、跡から附けて来た悪者が突然(いきなり)私(わたくし)を突仆(つきたお)し、撲(ぶ)ち打擲致しまして
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と、突然(いきなり)林の中で野獣でも吼える様に怒鳴りつける。対手がそれで平伏(へこたま)れば可いが、さもなければ、盃を擲(な)げて、唐突(いきなり)両腕を攫んで戸外(そと)へ引摺り出す。踏む、蹴る、下駄で敲く、泥溝(どぶ)へ突仆(つきのめ)す。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)