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膽
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たん
ふりがな文庫
“
膽
(
たん
)” の例文
新字:
胆
故に仏を奉ずる者の、三先生に応酬するが
如
(
ごと
)
き、
本
(
もと
)
是
(
これ
)
弁じ
易
(
やす
)
きの事たり。
膽
(
たん
)
を張り目を怒らし、手を
戟
(
ほこ
)
にし気を
壮
(
さかん
)
にするを要せず。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
とすると、
先祖
(
せんぞ
)
へはともかく、
友達
(
ともだち
)
の
顏
(
かほ
)
にかゝはる……と
膽
(
たん
)
を
廊下
(
らうか
)
に
錬
(
ね
)
つて
行
(
ゆ
)
くと、
女中
(
ぢよちう
)
に
案内
(
あんない
)
されたのは、
此
(
これ
)
は
又
(
また
)
心易
(
こゝろやす
)
い。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
われは車に導かんことを
請
(
こ
)
ひしに、猶太婦人は直ちに手を我肘に懸け、姫は我と並びて行けり。我は姫に我肘に
倚
(
よ
)
らんことを勸むる
膽
(
たん
)
なかりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
おめえが話をこんがらせてかかるこん
膽
(
たん
)
でわかつたのだ、おめえのお母はただの百姓女さ、あたしのお母は死ぬまで彈いてうたをうたつてゐたお人だ。
命
(旧字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
こいつは餘つ程
膽
(
たん
)
のすわつた人間でなければ出來ない事だが、お縫は見事にそれをやり遂げた——恐ろしい女だ。
銭形平次捕物控:187 二人娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
家族
(
かぞく
)
は
一統
(
いつとう
)
、
加持
(
かぢ
)
よ
祈祷
(
きたう
)
よ、と
青
(
あを
)
くなつて
騷
(
さわ
)
いだが、
私
(
わたし
)
に
似
(
に
)
ない
其主人
(
そのしゆじん
)
、
膽
(
たん
)
が
据
(
すわ
)
つて
聊
(
いさゝ
)
かも
騷
(
さわ
)
がない。
くさびら
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
藤三郎は武家出だと言ふから、そんな仕事にかけては
膽
(
たん
)
もすわつて居るだらう
銭形平次捕物控:009 人肌地藏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
膽
部首:⾁
17画
“膽”を含む語句
落膽
大膽
膽振
膽玉
膽太
生膽取
龍膽
魂膽
膽力
荒膽
大膽不敵
海膽
生膽
小膽
肝膽
度膽
大海膽
膽試
大膽無敵
膽汁質
...