“小膽”の読み方と例文
新字:小胆
読み方割合
せうたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父親和尚ちゝおやおしよう何處どこまでもさばけたるひとにて、すこしは欲深よくふかにたてどもひと風説うはさみゝをかたぶけるやうな小膽せうたんにてはく、ひまあらば熊手くまで内職ないしよくもしてやうといふ氣風きふうなれば
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
昨日きのふ小膽せうたんつたことも、つきさへも氣味きみわることも、以前いぜんにはおもひもしなかつた感情かんじやうや、思想しさうありまゝ吐露とろしたこと、すなは哲學てつがくをしてゐる丁斑魚めだか不滿足ふまんぞくことふたことなども
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
さとしこれほどの小膽せうたんともおもはざりしを。
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)