トップ
>
弾
>
たん
ふりがな文庫
“
弾
(
たん
)” の例文
旧字:
彈
室内
寂
(
せき
)
として声無し。窓の外に死のヴァイオリンを
弾
(
たん
)
じつつ過ぎ行くを見る。その跡に
跟
(
つ
)
きて主人の母
行
(
ゆ
)
き、娘
行
(
ゆ
)
き、それに引添いて
主人
(
しゅじん
)
に似たる影
行
(
ゆ
)
く。
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
ゴオテイエが娘の
支那
(
シナ
)
は既に云ひぬ。José Maria de Heredia が日本も
亦
(
また
)
別乾坤
(
べつけんこん
)
なり。
簾裡
(
れんり
)
の美人
琵琶
(
びは
)
を
弾
(
たん
)
じて鉄衣の勇士の
来
(
きた
)
るを待つ。景情
元
(
もと
)
より日本ならざるに非ず。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
死は物を呼び寄するが如き
音
(
おと
)
をヴァイオリンにて
弾
(
たん
)
じ
出
(
いだ
)
す。この時死は寝室の扉の
傍
(
かたわら
)
、舞台の前の
方
(
かた
)
、右手に立ちおり、主人は左手壁の
方
(
かた
)
、薄暗き処に立ちおる。右手の扉を開きて主人の母
出
(
い
)
で
来
(
きた
)
る。
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
死は主人の
煩悶
(
はんもん
)
を省みず、古民謡の旋律を
弾
(
たん
)
じ
出
(
いだ
)
す。娘一人、
徐
(
しずか
)
に歩み
入
(
い
)
る、派手なる模様あるあっさりとしたる上着を着、
紐
(
ひも
)
を十字に結びたる靴を
穿
(
は
)
き、帽子を着ず、
頸
(
くび
)
の
周囲
(
まわり
)
にヴェエルを
纏
(
まと
)
えり。
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
“弾(
弾丸
)”の解説
弾丸(だんがん、en: bullet)とは、火器から発射されて飛ぶ物体のこと。銃弾および砲弾の総称である。一般的には単に「弾(たま)」ともいう。
(出典:Wikipedia)
弾
常用漢字
中学
部首:⼸
12画
“弾”を含む語句
弾丸
爪弾
爆弾
弾条
指弾
弾機
銃弾
仁木弾正
砲弾
糾弾
手榴弾
弾力
三味線弾
曲弾
弾正大弼
弾正
焼夷弾
糺弾
弾痕
擲弾兵
...