“三味線弾”のいろいろな読み方と例文
旧字：三味線彈
読み方割合
しゃみせんひ60.0%
しゃみせんひき20.0%
しやみせんひき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
考（かんが）えると、いつか犬（いぬ）にかまれた三味線弾（しゃみせんひ）きの女（おんな）でした。酒屋（さかや）のワン公（こう）は、この人（ひと）につれられて遠（とお）くいってしまいました。
酒屋のワン公 (新字新仮名) ／ 小川未明(著)
黒衣（くろご）の男が右手の隅に立てた書割の一部を引取ると裃（かみしも）を着た浄瑠璃語（じょうるりかたり）三人、三味線弾（しゃみせんひき）二人が、窮屈そうに狭い台の上に並んでいて、直（す）ぐに弾出（ひきだ）す三味線からつづいて太夫（たゆう）が声を合（あわ）してかたり出した。
すみだ川 (新字新仮名) ／ 永井荷風(著)
再び軽い拍子木（ひやうしぎ）の音（おと）を合図（あひづ）に、黒衣（くろご）の男が右手の隅（すみ）に立てた書割（かきわり）の一部を引取（ひきと）ると裃（かみしも）を着た浄瑠璃語（じやうるりかたり）三人、三味線弾（しやみせんひき）二人（ふたり）が、窮屈（きうくつ）さうに狭（せま）い台の上に並（なら）んで居（ゐ）て
すみだ川 (新字旧仮名) ／ 永井荷風(著)