たん)” の例文
そしてその大御田族おおみたからなる公民には、男には二たんずつ、女には一段百二十歩ずつ、老幼に論なくことごとく公田を割り与えました。
仲平の父は日向国ひゅうがのくに宮崎郡清武村に二たんほどの宅地があって、そこに三棟の家を建てて住んでいる。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
田地も去年やうやく五たんばかり、自分の物にすることが出来ました。俺ァ次男に生れたんで、はじめ何もごぜェませんでしたが、くッくと働いて漸く手に入れましただ。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
……あれは畑いじりが好きで蔬菜そさい物を二たんも作っていますが、畑仕事をするときや、お役の馬草刈りなどにはこれを冠ります、頭に載せるものだから清浄な心がこもっていなければ
日本婦道記:萱笠 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)