“鉛丹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんたん50.0%
たん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
震災の火事の焼け跡の煙がまだ消えやらぬころ、黒焦げになった樹の幹に鉛丹えんたん色のかびのようなものが生え始めて、それが驚くべき速度で繁殖した。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
まず材をよく磨きてのち、鉛丹たん膠水にかわ、または尋常よのつね荏油えのゆ仮漆かしつあわせたる、黄赤にしてたいまい色をなすところの元料もとを塗る。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)