うっす)” の例文
が、折からうっすりと、入江の出岬でさきから覗いて来る上汐あげしおに勇気づいて、土地で一番景色のいい、名所の丘だと云うのを、女中に教わって、三人で出掛けました。もう土橋の下まで汐が来ました。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)