“淡褐色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんかっしょく40.0%
たんかつしよく40.0%
うすちやいろ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最初はけば/\しい新屋根が気障きざに見えたが、数年の風日は一をくすんだ紫に、一を淡褐色たんかっしょくにして、あたりの景色としっくり調和して見せた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
やがて枝々の先きが柔かくふくれて来て、すーツと新芽が延び出した。そしてその根元のところへ小さな淡褐色たんかつしよくつぼみが幾つも群がつて現はれた。
(新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
淡褐色うすちやいろの口髯は、嘗て刈り込んだことはないが、極く短かかつた。それが、非常に微妙な輪郭を持つてゐる脣の上で、二つの小さな釣合のとれた波形になつて、きちんと捲きあがつてゐた。