“紫褐色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しかっしょく50.0%
しかつしよく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし大きく乱立している熔岩の多くには木振きぶりのいいひねた松が生え熔岩そのものも皆紫褐色しかっしょくに十分さびており、それに蘚苔せんたいとざしていて
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
見渡す限りセピヤ色の砂丘しやきうが連続し、蘇西スエズの市街や運河の其処此処そこここにある信号所の附近を除いてはまつたく一草一木もえて居ない。埃及エヂプトの空に落ちる日の色は紫褐色しかつしよくみなぎらして居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)