“蘇西”の読み方と例文
読み方割合
スエズ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘇西(スエズ)の河口(かこう)の洲(す)の上に建てられた此(この)市街は狭い乍(なが)らも欧洲の入口丈(だけ)に余程(よほど)東洋の諸港と異(ちが)つた感がした。どの酒舗(バア)にも茶店(カフエエ)にも早天から客が詰め掛けて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
見渡す限りセピヤ色の砂丘(しやきう)が連続し、蘇西(スエズ)の市街や運河の其処此処(そこここ)にある信号所の附近を除いては全(まつた)く一草一木も生(は)えて居ない。埃及(エヂプト)の空に落ちる日の色は紫褐色(しかつしよく)を漲(みなぎ)らして居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
午前四時頃シナイ山(ざん)らしい山を右舷に望んだ其(その)日の夕暮に蘇西(スエズ)の運河へ這入(はひ)つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)