“黒褐色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こくかっしょく42.9%
こつかつしよく14.3%
くろかっしょく14.3%
こっかっしょく14.3%
コッカッショク14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その後そうの茶人らが粉茶を用いるに至って、彼らは濃藍色のうらんしょくおよび黒褐色こくかっしょくの重い茶碗を好んだ。明人みんじん淹茶だしちゃを用い、軽い白磁を喜んだ。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
野猪ゐのしゝかたちぶた全身ぜんしん黒褐色こつかつしよくのあらいでおほはれてをり、くびみじかいのでけだすときゆうには方向ほうこうへられない動物どうぶつです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
音もなくしずまり返って、そこからは巨大な黒褐色くろかっしょくの樹幹が、滝をなして地上に降り注ぎ、観兵式の兵列の様に、目もはるかに四方にうち続いて、末は奥知れぬ暗の中に消えていた。
火星の運河 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
やがてその色が黒褐色こっかっしょくになり、二週間ほど経って全然色のつかない痰が出るようになり、天気のいい日にはぶらぶら運動にも出られるようになったころから
(新字新仮名) / 島木健作(著)
二、ソノ色、黒褐色コッカッショク水甕ミズガメニシテ、底ヲサカサニスルト、赤キ「ペンキ」デ4084ノ数字ガシルサレタルモノ。