“色黒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いろくろ50.0%
いろぐろ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にははしらにもなるべき木を惜気をしげもなくたきたつる火影ほかげてらすを見れば、末のむすめは色黒いろくろ肥太こえふとりてみにくし。をり/\すそをまくりあげて虫をひらふは見ぐるしけれどはぢらふさまもせず。
火はときどき思いだしたように、パチパチとえてはすぐえてしまう。のくさみを持ったけむりはいよいよ立ちまようのである。源四郎は二十二、三の色黒いろぐろ丸顔まるがおな男だ。
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)