トップ
>
黒褐色
>
こくかっしょく
ふりがな文庫
“
黒褐色
(
こくかっしょく
)” の例文
その後
宋
(
そう
)
の茶人らが粉茶を用いるに至って、彼らは
濃藍色
(
のうらんしょく
)
および
黒褐色
(
こくかっしょく
)
の重い茶碗を好んだ。
明人
(
みんじん
)
は
淹茶
(
だしちゃ
)
を用い、軽い白磁を喜んだ。
茶の本:04 茶の本
(新字新仮名)
/
岡倉天心
、
岡倉覚三
(著)
たぶんいわゆる「塩風」であったためか、樹々の南側の葉が焦げたように
黒褐色
(
こくかっしょく
)
に縮れ上がって、みじめに見すぼらしい光景を呈していた。
柿の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
しかし実際には大谷から出る石は、どちらかというと荒く、いわゆる「みそ」が多いという。「みそ」というのは石の間に
挟
(
はさま
)
った有機物の腐れた
黒褐色
(
こくかっしょく
)
のごく柔らかい部分をいう。
野州の石屋根
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
褐
常用漢字
中学
部首:⾐
13画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“黒褐”で始まる語句
黒褐