“うすちやいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
淡褐色50.0%
薄茶色50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
淡褐色うすちやいろの口髯は、嘗て刈り込んだことはないが、極く短かかつた。それが、非常に微妙な輪郭を持つてゐる脣の上で、二つの小さな釣合のとれた波形になつて、きちんと捲きあがつてゐた。
薄茶色うすちやいろを全体に吹いて、やわらかいこづえはじてんつゞく所は、糠雨ぬかあめぼかされたかの如くにかすんでゐる。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)