“淡泊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんぱく50.0%
あつさり14.6%
あっさり12.5%
さっぱり8.3%
さつぱり4.2%
あっさ4.2%
さっぱ2.1%
たんばく2.1%
アツサリ2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いったいどうすればお前の気に入るんだか、僕には解らないがね、だからその条件をもっと淡泊に云っちまったらいいじゃないか」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
菖蒲かきつばたの二本ゆかりのむらさきかむらさきならぬ白元結きつてせし文金高髷みは丈長もやう淡泊として
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
も紅も似合うものを、浅葱だの、白の手絡だの、いつも淡泊した円髷で、年紀は三十を一つ出た。が、二十四五の上には見えない。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「たくさんじゃないわよ。ちょっと伺いたいから伺ったんだから、正直に淡泊とおっしゃいよ」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
左様かと言つて可厭に澄まして居るといふ風でも無い——まあ、淡泊とした、物に拘泥しない気象の女と知れた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
それで男と女が洋食屋へ入ってから以後の事だけをごく淡泊り話して見ると、を出る時自分が心配していた通り、少しもまえどころのない
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「大変淡泊りしているじゃないか」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
兄にしては感心なやり方だ、何の六百円ぐらい貰わんでも困りはせんと思ったが、例に似ぬ淡泊な処置が気に入ったから、礼を云って貰っておいた。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
案外に淡泊と返事をしたが、これが彼の平生のこんな場合の返事振ではない
蜻蛉:――飜弄さる (新字旧仮名) / 中原中也(著)