“二重顎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふたえあご66.7%
ダブルジヤー33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長い濃い睫毛まつげ、品のいい高い鼻、ほんのりと紅をさした頬、クローバ型に小さく締まった唇、可愛い恰好に透きとおった二重顎ふたえあごまで、さながらに
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「そろそろというところでしょうな」と老人は肥えた二重顎ふたえあごを指できながら、うっとりしたように眼を細めて、うなずいた、「さよう、まあそろそろというところでしょう」
眼は大きく黒くて、二重瞼の二重顎ダブルジヤーの福々しい女。その眉の形と云へば全く話に出来ぬ程美しい曲線だ。頬に赤みがあつて淡泊あつさりとした女である。