“二重腮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にぢうあご50.0%
ふたへあご50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人は如法によほうの変屈ものにて一日部屋の中にまぢまぢと陰気らしきむまれなれど、姉のお花は皮薄かわうす二重腮にぢうあごかわゆらしく出来たる子なれば、美人といふにはあらねども年頃といひ人の評判もよく
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
また笑顏になつた京子は、ます/\尻込みしようとするお駒を、れた二重腮ふたへあごさしまねいた。道臣とそれから次の室の襖に半分顏を現はした定吉とは、冷水でも浴せられたやうなさまをした。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)