二重腮にぢうあご)” の例文
一人は如法によほうの変屈ものにて一日部屋の中にまぢまぢと陰気らしきむまれなれど、姉のお花は皮薄かわうす二重腮にぢうあごかわゆらしく出来たる子なれば、美人といふにはあらねども年頃といひ人の評判もよく
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)