二重腮ふたへあご)” の例文
また笑顏になつた京子は、ます/\尻込みしようとするお駒を、れた二重腮ふたへあごさしまねいた。道臣とそれから次の室の襖に半分顏を現はした定吉とは、冷水でも浴せられたやうなさまをした。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)