“あっさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
淡泊50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕が脂っ濃いもの好きで、あっさりした日本料理を解さないせいかも知れないが、洋食店が、殖えたことは、名古屋の変化の、一つの大きな現象だろう。
八の字づくし (新字新仮名) / 古川緑波(著)
これは為事机に用いるものにて、紙、文反古ふみほご、書籍、その色々の小さなる道具を載せあり。その脇に書棚ありて、多くはあっさりしたる色の仮綴かりとじの本を並べあり。○この画室は町外まちはずれにあり。
それで男と女が洋食屋へ入ってから以後の事だけをごく淡泊あっさり話して見ると、うちを出る時自分が心配していた通り、少しもつらまえどころのない
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
津田は夫人のもたらした温泉行の助言じょごんだけをごく淡泊あっさり話した。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)