“淡黄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うすき75.0%
うすきいろ12.5%
たんこう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
几帳のぎぬが一枚上へ掲げられてあって、紫苑しおん色のはなやかな上に淡黄うすきの厚織物らしいのの重なった袖口そでぐちがそこから見えた。
源氏物語:52 東屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)
お杉の前でて貰っていた支那人の娘は壁にもたれて泣いていた。売卜者の横には、足のとれかかったテーブルの屋台の上に、豚の油が淡黄うすきいろく半透明に盛り上って縮れていた。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
極度の白きをわざとけて、あたたかみのある淡黄たんこうに、奥床おくゆかしくもみずからを卑下ひげしている。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)