“うすきいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薄黄色60.0%
淡黄20.0%
淡黄色20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすかみむすがみに、きちんとなでつけて、衣紋えもんをすつとはせた……あの、えり薄黄色うすきいろで、してねずみあゐがかつた、艷々つや/\として底光そこびかりのする衣服きものに、なんにもない、しろい、丸拔まるぬきの紋着もんつき
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
お杉の前でて貰っていた支那人の娘は壁にもたれて泣いていた。売卜者の横には、足のとれかかったテーブルの屋台の上に、豚の油が淡黄うすきいろく半透明に盛り上って縮れていた。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
もはや部屋のなかには電気がついてゝ戸は立てられてあった、そして淡黄色うすきいろい光りが茫然ぼんやりと部屋の中程を浮かさるゝやうになって見えた。
かなしみの日より (新字旧仮名) / 素木しづ(著)