“たんこうしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
淡紅色69.2%
淡黄色30.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
変種に白花の品と淡紅色たんこうしょくの品とがあって、その淡紅色のものをアケボノユリ(新称)といい、白花のものをシラタマユリと呼んでいる。これはともに園芸品である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
橙色になったと思っているうちに、今度は淡紅色たんこうしょくに変った。——ここに於て、私は万事を察した。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
助手がさきほども、駝鳥だちょうのような卵といったが、全くそれくらいもあろう。色は淡黄色たんこうしょくで、ところどころに灰白色かいはくしょく斑点はんてんがあった。それは何の卵であるか、ちょっと判りかねた。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
これはなんと水々しくいあげた桃割ももわれに、紫紺しこんと水色のすがすがしい大柄の絽縮緬ろちりめんの着物に淡黄色たんこうしょくの夏帯をしめた二十歳はたちを二つ三つ踏みこえたかと思われる純日本趣味の美女がいた。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)