“しんちやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
伸長16.7%
伸張16.7%
振張16.7%
新町16.7%
深長16.7%
清朝16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘次かんじ矢立やたてごと硬直かうちよく身體からだ伸長しんちやう屈曲くつきよくさせて一/\とはこんだ。かれ周圍しうゐ無數むすう樹木じゆもくいてさゝやくのをみゝれなかつた。加之それのみでなくかれ自分じぶん耳朶みゝたぶらるさへこゝろづかぬほど懸命けんめい唐鍬たうぐはつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
粗剛そがうあつかはかこみからのがれて爽快さうくわい呼吸こきふ仕始しはじめたことをよろこぶやうにずん/\と伸長しんちやうして、つひにはつても/\、猶且やつぱりずん/\と骨立ほねだつてみきさらかたちづくられるほど旺盛わうせい活力くわつりよく恢復くわいふくするのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
次第しだい/\に鐵車てつしや曳上ひきあげ、遞進機ていしんき螺旋形揚上機らせんけいやうじやうきとは反對はんたいに、後方こうほう巖石がんせき支臺さゝへとして、彈力性だんりよくせい槓桿こうかん伸張しんちやうによつて、無二無三むにむさん鐵車てつしや押上おしあげるのである。
これを書いた時の作者の芸術的感興が決して振張しんちやうされてゐなかつたといふことを証することが出来た。
三月の創作 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
鏡花君の家は金沢でも同じ浅野川口の、新町しんちやうといふ町にあつたらしい。
亡鏡花君を語る (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
歴史的意味れきしてきいみ深長しんちやうなるものがあることをかんがへねばならぬ。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
中國でも、みんが亡んで清朝しんちやうとなつたとき、洛陽の狂畫人といはれた八大山人みたいな人もあつた。かれはサンドイツチ・マンではなく路傍の賣畫者だが、道化、狂態は相似たものである。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)