“粗剛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こは25.0%
こうえ25.0%
そがう25.0%
そごう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
午餐ひる勘次かんじもどつて、また口中こうちう粗剛こは飯粒めしつぶみながらはしつたあと與吉よきち鼻緒はなをゆるんだ下駄げたをから/\ときずつて學校がくかうからかへつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「えゝ、毎日まいんち同士どうしにたべちやんだがなあにせえ丈夫ぢやうぶなら粗剛こうえつたつてかまやしねえが」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
粗剛そがうあつかはかこみからのがれて爽快さうくわい呼吸こきふ仕始しはじめたことをよろこぶやうにずん/\と伸長しんちやうして、つひにはつても/\、猶且やつぱりずん/\と骨立ほねだつてみきさらかたちづくられるほど旺盛わうせい活力くわつりよく恢復くわいふくするのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ものやわらかな青年時代を過ぎ、がさつで粗剛そごうな壮年に達しても、心して人間的な行いを保持してゆくように努め給え。途中で取り落してはいけない。