“そごう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
十河25.0%
十川25.0%
疎豪25.0%
粗剛25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十河そごう殿の面前にて、厳しく糾問きゅうもんをうけていましたが、各〻とのお約束の茶事、むなしくたがえては、宗易が恥、いかがせんかと、心を砕きました。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
てまえは、やがて直ぐ、また、十河そごうの陣所へ曳かれなければなりません。ですから、誰方どなたでもよろしい。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むこ十川そごう(十川一存かずまさの一系だろうか)を見放つまいとして、搢紳しんしんの身ながらにしゃくや筆をいて弓箭ゆみややり太刀たちを取って武勇の沙汰にも及んだということである。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
初学の人山川草木を目のさきにちよつと浮べたるのみにて已に句を為す、故にその句は平凡に非ざれば疎豪そごうなり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
ものやわらかな青年時代を過ぎ、がさつで粗剛そごうな壮年に達しても、心して人間的な行いを保持してゆくように努め給え。途中で取り落してはいけない。