“曳上”の読み方と例文
読み方割合
ひきあ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次第しだい/\に鐵車てつしや曳上ひきあげ、遞進機ていしんき螺旋形揚上機らせんけいやうじやうきとは反對はんたいに、後方こうほう巖石がんせき支臺さゝへとして、彈力性だんりよくせい槓桿こうかん伸張しんちやうによつて、無二無三むにむさん鐵車てつしや押上おしあげるのである。
からでないと曳上ひきあげられなかった……雨降りには滝になろう、縦に薬研形やげんがた崩込くずれこんで、人足の絶えた草は、横ざまに生え繁って、真直まっすぐつえついた洋傘こうもりと、路の勾配との間に、ほとんど余地のないばかり
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)