“旃陀羅”の読み方と例文
読み方割合
せんだら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は自身漁家の出として、旃陀羅せんだらすなわちエタの子であると呼号して、法を説いたくらいであるから、もとより殺生者を疎外しない。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
秀吉のように、家康のように、武力を持っているわけでもなんでもなく、前に申す通り旃陀羅せんだらの子ですからな、ほんとうに素裸すっぱだかです。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
陰陽道は歴緯にのっとり神鬼を駆ると称して、世俗の為に吉を致し凶をはらうものである。儒より云えば巫覡ふげきの道、仏より云えば旃陀羅せんだらの術である。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)