“せんだら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
旃陀羅80.0%
旋陀羅10.0%
栴陀羅10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秀吉のように、家康のように、武力を持っているわけでもなんでもなく、前に申す通り旃陀羅せんだらの子ですからな、ほんとうに素裸すっぱだかです。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
厭な役廻りだがしかたがない。扶桑ふそう第一の智者と称し、安房の国の旋陀羅せんだらの子、聖日蓮セントにちれんは迫害を覚悟で、世の荒波へ飛び出して、済民さいみんの法を説いたではないか。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この劇に取扱った栴陀羅せんだら(低い階級)の娘との関係も、彼の愛の受難史の一つである。
阿難と呪術師の娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)