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秀麗
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しゅうれい
ふりがな文庫
“
秀麗
(
しゅうれい
)” の例文
長篠
(
ながしの
)
までは出馬したが、富士の
神容
(
しんよう
)
には接していなかったし、
参州吉良
(
さんしゅうきら
)
まで
鷹狩
(
たかがり
)
に出向いたこともあるが、ついぞ
富嶽
(
ふがく
)
の
秀麗
(
しゅうれい
)
は仰いでいない。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「しかし、えらい変りようじゃなあ。あれほど
眉目
(
びもく
)
秀麗
(
しゅうれい
)
だった伴大次郎が、今はまるで鬼の面と言ってもよい。」
煩悩秘文書
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
彼のすがすがしい
秀麗
(
しゅうれい
)
な顔が、その
瞬間
(
しゅんかん
)
わたしには、
虫酸
(
むしず
)
が走るほど
厭
(
いや
)
だったし、おまけに彼が、人を
馬鹿
(
ばか
)
にしたようなふざけた
眼
(
め
)
つきで、じっとわたしを見ているので
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
あの
秀麗
(
しゅうれい
)
なる
神州美
(
しんしゅうび
)
の
象徴
(
しょうちょう
)
。
富士
(
ふじ
)
の
裾野
(
すその
)
に生まれながら、どうしておまえはそんなきたない
下司根性
(
げすこんじょう
)
をもっているんだろう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
また、
秀麗
(
しゅうれい
)
な
眉目
(
びもく
)
や、
明晰
(
めいせき
)
な言語や、お小姓組に育って、行儀の上品なすがたが、その敵対感の中に、往来しだした。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
秀麗
(
しゅうれい
)
な富士の
山肌
(
やまはだ
)
に、一
抹
(
まつ
)
の
墨
(
すみ
)
がなすられてきた、——と見るまに、黒雲の
帯
(
おび
)
はむくむくとはてなくひろがり、やがて風さえ生じて、
澄
(
す
)
みわたっていた空いちめんにさわがしい色を
呈
(
てい
)
してきた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“秀麗”の意味
《名詞》
秀麗(しゅうれい)
優れて麗しいこと。
(出典:Wiktionary)
秀
常用漢字
中学
部首:⽲
7画
麗
常用漢字
中学
部首:⿅
19画
“秀”で始まる語句
秀
秀吉
秀衡
秀才
秀忠
秀郷
秀真
秀調
秀次
秀逸