“先代”の読み方と例文
読み方割合
せんだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戰爭劇も澤山あつたが、私は明治座でやつた、先代せんだい左團次さだんじ秀調しうてうの夫婦別れを思出す。これは際物きはものではあつても、チヤンとしたものだと思つてゐる。
日本橋あたり (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
旦暮あけくれ御折檻おせつかん遊ばし日夜おんなみだかわく間もなく誠に/\御愍然いぢらしく存じ上參らせ候それに付御先代せんだいよりの御用人しうと御相談さうだん申上去る十二月廿二日の夜御二方樣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いませたる傘屋かさや先代せんだいふとぱらのおまつとて一代いちだい身上しんじやうをあげたる、女相撲をんなずまふのやうな老婆樣ばゝさまありき、六年前ろくねんまへふゆこと寺參てらまゐりのかへりに角兵衞かくべゑ子供こどもひろふて
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)