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先代
戰爭劇も澤山あつたが、私は明治座でやつた、
先代左團次と
秀調の夫婦別れを思出す。これは
際物ではあつても、チヤンとしたものだと思つてゐる。
旦暮御折檻遊ばし日夜おん
涙の
乾く間もなく誠に/\
御愍然存じ上參らせ候
夫に付御
先代よりの御用人
衆と御
相談申上去る十二月廿二日の夜御二方樣を
今は
亡せたる
傘屋の
先代に
太つ
腹のお
松とて
一代に
身上をあげたる、
女相撲のやうな
老婆樣ありき、
六年前の
冬の
事寺參りの
歸りに
角兵衞の
子供を
拾ふて
來て