“せんだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:センダイ
語句割合
仙台65.0%
先代10.0%
仙臺10.0%
川内7.5%
先帝2.5%
千代2.5%
船臺2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そっちは水戸までしかいかなかった、西は須磨すまってところまでいったけどさ、こんどはおれ仙台せんだいまでいってみようと思うんだ」
おさん (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
旦暮あけくれ御折檻おせつかん遊ばし日夜おんなみだかわく間もなく誠に/\御愍然いぢらしく存じ上參らせ候それに付御先代せんだいよりの御用人しうと御相談さうだん申上去る十二月廿二日の夜御二方樣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ぐつすりと寢込ねこんでた、仙臺せんだい小淵こぶちみなとで——しもつきひとめた、とし十九の孫一まごいちに——おもひもけない、とも神龕かみだなまへに、こほつた龍宮りうぐう几帳きちやうおもふ、白氣はくき一筋ひとすぢつきいて
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これはことごとくこの国北境に近く流るる川内せんだい川の砂、すなわち霧島の西側から出るものだと断定したという。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ほかに養子やしないごが二人ある。一人は秋好中宮と言って、六条御息所と、その夫、早く亡った先帝せんだいの皇太子との間の子である。
反省の文学源氏物語 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
「あれが山萩、むこうのは豆萩……野萩……あちらが千代せんだい萩。でも、あれは四月でなくては、咲きませんのよ」
野萩 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
此時このときたちまわたくしとまつたのはこの不思議ふしぎなる洞中造船所どうちゆうざうせんじよ中央ちうわうくらゐして、凹凸おうとついわかたち自然しぜん船臺せんだいをなしたるところ其處そこいま工事中こうじちゆうの、一種いつしゆ異樣ゐやう船體せんたいみとめられたのである。