『反省の文学源氏物語（はんせいのぶんがくげんじものがたり）』

源氏物語は、一口に言えば、光源氏を主人公として書かれた物語である。此光ると言うのは、我々の普通に考える様な名とは、少し違った意味を持っている。女の方に例を取って見ると、源氏の生母桐壺更衣の没後、父桐壺の帝の寵愛せられた藤壺女御を、「かゞやく …

著者	折口信夫
ジャンル	文学 > 文学 > 文学理論 作法
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約17分（500文字/分）
朗読目安時間	約27分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

列（つらな） 養子（やしないご） 凡（およそ） 即（つ） 俄（にわ） 先帝（せんだい） 訣（わか） 降（くだ） 育（はぐく） 寧（むしろ） 訣（わけ） 玉鬘（たまかずら） 葵上（あおいのうえ） 若（も） 苛責（かしゃく） 生霊（いきりょう） 鬚黒（ひげくろ） 誨淫（かいいん） 謂（い） 譬（たと） 贖罪（しょくざい） 辿（たど） 這入（はい） 階定（しなさだ） 个（か） 巫女（みこ） 刺戟（しげき） 博（ひろ） 却（かえ） 厭（いや） 咒（のろ） 堕（お） 太政（だじょう） 娶（めと） 寵愛（ちょうあい） 狎（な） 希（ねが） 帚木（ははきぎ） 御子（みこ） 怨（うら） 怨霊（おんりょう） 憂鬱（ゆううつ） 此儘（このまま） 汎称（はんしょう）