“傘屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かさや72.7%
からかさや18.2%
かさかさや9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
話（はな）さないでもお前（まへ）は大抵（たいてい）知（し）つて居（ゐ）るだらうけれど今（いま）の傘屋（かさや）に奉公（ほうこう）する前（まへ）は矢張（やつぱり）己（お）れは角兵衞（かくべゑ）の獅子（しゝ）を冠（かぶ）つて歩（ある）いたのだからと打（うち）しをれて
わかれ道 (旧字旧仮名) ／ 樋口一葉(著)
鉄斎老人は久し振に傘屋（からかさや）を訪ねた。そして蛤御門（はまぐりごもん）の戦（いくさ）や、桃太郎の鬼が島征伐などの昔話をして、二人とも目頭に涙を浮べて喜んだ。
茶話：02 大正五（一九一六）年 (新字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)
傘屋（かさかさや）の爺さんは、貼（は）り立（たて）の傘（からかさ）に油を塗るやうに、皺くちやな掌面（てのひら）で顔を撫でまはした。そして
茶話：02 大正五（一九一六）年 (新字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)