“母方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ははかた71.4%
はゝかた28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「然うのようでございますね。芝居なんぞでショボ/\した御家人が傘を張っているところを見ますと、会ったことはありませんが、母方(ははかた)の祖父(じじい)を思い出します」
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
なぜ、和郎(わろ)は、母方(ははかた)の身よりへ無心に行きなさらぬ。わろの母御前(ははごぜ)は、みな、れッきとした、藤原の朝臣(あそん)とやら、中御門様とやら、きら星な御貴人ぞろいではおわさぬか。
立(た)てゝ糶(せり)呉服(ごふく)の見(み)るかげもなかりしが六間間口(ろくけんまぐち)に黒(くろ)ぬり土藏(どざう)時(とき)のまに身代(しんだい)たち上(あが)りて男(をとこ)の子(こ)二人(ふたり)の内(うち)兄(あに)は無論(むろん)家(いへ)の相續(あととり)弟(おとゝ)には母方(はゝかた)の絶(たえ)たる姓(せい)を
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
微祿(びろく)した舊幕臣の娘に育つて、おまけに私の母方(はゝかた)の祖父は、私の書いた「舊聞日本橋(きうぶんにほんばし)」の中に、木魚(もくぎよ)の顏と題したほど、チンチクリンのお出額(でこ)なのだが
日本橋あたり (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)