“がえる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
90.9%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから例の鉄の棒を持ち直して、二番目のあまがえる緑青ろくしょういろの頭をこつんとたたいて云いました。
カイロ団長 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「千駄木の螢沢と来た日にゃ、林と田圃と葱畑ねぎばたけと、馬小屋ばかりだ。弁当持ちで探して歩いたって、ろくなひきがえるもいねえ。ましてお妙の物思いの相手になるようなのは——」
彼の大嫌いな大きなイボがえるであった。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)