“清涼寺”の読み方と例文
読み方割合
せいりょうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大沢の池の堤の上へもちょっと上って見て、大覚寺、清涼寺せいりょうじ、天竜寺の門の前を通って、今年もまた渡月橋とげつきょうの袂へ来た。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
清涼寺せいりょうじを過ぎ、北嵯峨の松尾神社の前まで来たとき、彼は近衆きんじゅのうちのあずま六右衛門をよび出して
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
保元元年、法然二十四の年、叡空上人に暇を乞うて嵯峨さが清涼寺せいりょうじに七日参籠のことがあった。法を求むるの一事を祈る為であった。この寺の本尊、釈迦善逝しゃかぜんせいは三国伝来の霊像である。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)