掛錫かしゃく)” の例文
これは近代の名宗匠めいしゅうしょうで、会下えげ掛錫かしゃくする幾万の雲衲うんのうを猫の子扱い、機鋒辛辣しんらつにして行持ぎょうじ綿密、その門下には天下知名の豪傑が群がって来る、その大和尚がとうとう君
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
私は掛錫かしゃくを願いに行くのじゃない。天主教の坊さんと問答をしにやって来たのだ。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)