“掛錫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かしゃく66.7%
くわしやく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは近代の名宗匠めいしゅうしょうで、会下えげ掛錫かしゃくする幾万の雲衲うんのうを猫の子扱い、機鋒辛辣しんらつにして行持ぎょうじ綿密、その門下には天下知名の豪傑が群がって来る、その大和尚がとうとう君
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
私は掛錫かしゃくを願いに行くのじゃない。天主教の坊さんと問答をしにやって来たのだ。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
慶長十年、播州姫路の三友寺に掛錫くわしやくし、一詩をして寺を退き、後、駿河の清見寺を訪ふ。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)