“掛金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かけがね68.2%
かきがね13.6%
かけ9.1%
かけきん9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たかえ」それでも卯平うへい呶鳴どなつてたが返辭へんじがない。卯平うへいくちうちつぶやいて裏戸口うらとぐちまはつてたら其處そこうちから掛金かけがねかゝつてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
と番頭の頭をつ、番頭もおこり出し、無茶苦茶に胸倉を取って表へ二人を突出し、ポンと掛金かきがねをかけてしまう。叔母は地べたへころが
「これから北国へ廻らなけれやならないが、せめて、掛金かけでもよく集るように、麓から拝んでおこう」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大家の人は二朱ばかりの金のめに何年もこんな事に関係して居るのは面倒だと云う所から、一時二朱の掛金かけきんを出したまゝに手を引く者がある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)