“裏戸口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うらとぐち50.0%
うらどぐち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裏戸口(うらとぐち)の柹(かき)の木(き)の下(した)に据(す)ゑられた風呂(ふろ)には牛(うし)が舌(した)を出(だ)して鼻(はな)を舐(な)めづつて居(ゐ)る樣(やう)な焔(ほのほ)が煙(けぶり)と共(とも)にべろ/\と立(た)つて燻(いぶ)りつゝ燃(も)えて居(ゐ)る。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「居(ゐ)たかえ」それでも卯平(うへい)は呶鳴(どな)つて見(み)たが返辭(へんじ)がない。卯平(うへい)は口(くち)の内(うち)で呟(つぶや)いて裏戸口(うらとぐち)へ廻(まは)つて見(み)たら其處(そこ)は内(うち)から掛金(かけがね)が掛(かゝ)つて居(ゐ)る。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「おやもうそつちの方(はう)へ行(い)つたのかい、それぢや彼處(あすこ)を叩(たゝ)くんだよ」内儀(かみ)さんはいつて分(わか)れた。おつぎは直(すぐ)に自分(じぶん)の裏戸口(うらどぐち)に立(た)つた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼等(かれら)はさういふ夜(よ)に褞袍(どてら)を被(かぶ)つて他人(たにん)の裏戸口(うらどぐち)に立(た)たねば成(な)らぬ必要(ひつえう)な條件(でうけん)を一(ひと)つも有(も)つて居(ゐ)ない。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)