“返辭”の読み方と例文
新字:返辞
読み方割合
へんじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人しゆじん挨拶あいさつかく明日あすのことにするからといつただけだといふ返辭へんじである。勘次かんじはげつそりとしてうちかへると蒲團ふとんかぶつてしまつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
く鳴らぬ手を小池が五つばかり續けて、ペチヤ/\とやると、遠くで返辭へんじが聞えて、白粉おしろいの殘つた女が出て來た。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
わたしもさ!』とつてあいちやんは大急おほいそぎではなしらしました。『え——き——い——い——いぬを?』ねずみ返辭へんじをしなかつたので、あいちやんはまたしんになつてつゞけました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)