“柹”の読み方と例文
読み方割合
かき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
には木陰こかげけてしんみりとたがひむね反覆くりかへとき繁茂はんもしたかきくり彼等かれらゆゐ一の味方みかた月夜つきよでさへふか陰翳かげ安全あんぜん彼等かれらつゝむ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
例えばかきを見た事のない西洋人に柹を説明するよりも赤茄子あかなすのようだと話す方が早解りがするようなものであります。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と、主人は茶を入れてくれたりして、ぼんに盛ったかきの実に、灰の這入はいっていないからの火入れをえて出した。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)