“切戸口”の読み方と例文
読み方割合
きりどぐち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
の一日前にちまへ暮方くれがたに、千助せんすけは、團右衞門方だんゑもんかた切戸口きりどぐちから、庭前ていぜん𢌞まはつた。座敷ざしき御新姐ごしんぞことを、あらかじつてのうへ
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
廊下が尽きると切戸口きりどぐち、そこを開けると石の階段、二十段ぐらいはあるらしい。それをおりるとかしの扉、それを開くと牢格子、もうこの辺は地下である。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
よけてる雨の柳や切戸口きりどぐち
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)